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トイレのリフォーム

トイレメイン画像

かつては「臭い」「汚い」の代名詞だったトイレも、汲取り式から水洗式へと移行したことで、衛生面が格段に向上しました。

今や自宅のトイレに対して、臭いとか汚いといったイメージをもたれる人は少ないでしょう。

そうした変化に歩を合わせるように、最近のトイレリフォームは、より快適な空間の実現を求めるものになってきています。

トイレで暮らしを良くする

「来客用に、お洒落な化粧台をつけたいわ」

「小さな本棚があると嬉しいね」

明るい笑顔を見ながら横でこんな会話を聞いていると、こちらまで嬉しくなってきます。

トイレは毎日使うもの。

いつも快適で気持ちのいい空間であってほしいと思うのは当然です。

当会でリフォームされた人の中には、トイレを書斎にした人もいますし、トイレを自分の部屋として使っているお嬢さんも知っています。

トイレはもはや「ただ用を足す場所」ではなくなってきているのかもしれませんね。

考えてみれば、家の中で本当に一人になれる場所ってトイレかも。

夫婦喧嘩も兄弟喧嘩も時にはすることだってあって、そんな時にもトイレで深呼吸してリセットできたら・・・。

そう思うと、トイレで暮らしをよくすることって、できそうです。

工事中、職人会では「お客様のトイレは使わない」ことになっております。

そこは用を足す場所でありながら、静かに過ごす書斎でもあり、大事なプライベート空間でもあるからです。

ある程度の工事には仮設のトイレを用意します。

仮設トイレを用意しないような1日くらいの工事でも、本当の職人であれば、お客様宅に伺う前に、用を足せるところの目星くらいはつけておくものです。(近くのコンビニ・公園とか)

だから、もし職人がトイレを使いたいと言ってきても、遠慮なく断ってください。

全然気にしなくていいのですよ。

さて、トイレ・リフォームは今とても注目されています。

各メーカーは他社に負けるなとばかり、便利なアイテムを多数揃えています。

これらの商品をひとつひとつ説明していくこともできますが、それではこのレポートの意味がありませんよね。

商品の機能や特性は、カタログを読めばだいたいわかります。

ぜひ取り寄せてご覧になってみてください。

ここではそんなカタログには書かれていない、でもリフォームをする際には是非知っておいてほしい、そんな役立つ情報をお話していきます。

流れる水の量の話

トイレのリフォームでよく話題になるのが、流したときの水の量のことです。

昔(20年以上前)のトイレは1回レバーをひねるごとに13ℓ~15ℓの水が流れました。

今では大でも4ℓという水量の便器が開発されました。

これからはこの大でも4ℓが一般的になるでしょう。

これは言い換えれば、トイレにかかる水道代が半分以下になることを意味します。これは大きな差ですよね。

世の節約傾向も手伝って、このためにトイレリフォームを決心したという人もけっして少なくありません。

また、排水管のことですが、排水でもっとも大切なことの一つに、排水の勾配があります。

適切な勾配は、50分の1~100分の1くらいです。

1m行ったら1cm~2cm下がる傾斜の勾配ということです。

この勾配が全く取れて入なかったり、逆に急すぎたりしても詰まる原因となります。

トイレ節水量

急すぎる排水勾配では水だけ先に流れてしまって汚物が取り残されてしまい、詰りの原因になります。

水にプカプカと浮かんで流れて行くくらいの傾斜がよいのです。

又、マンションなどでは、ゆるすぎる排水勾配が元で流れの悪さが問題になることがよくあります。

排水管の勾配を守ることは非常に大切なことなのです。

排水工事が絡む時は、業者にしっかり確認しておく必要があるでしょう。

排水管の位置について

トイレのリフォームに際して、よく問題になるのが排水管の位置です。

洋式便器の背中の壁から排水管の芯までの寸法を排水位置寸法といいます。

これは便器の形やしくみによって異なります。

もし気に入った便器を見つけても、それが今使っているものと排水位置寸法が違うと、床下にある排水管の移動工事をしないといけません。

つまり、便器の選び方によって工事費用も変わってくるのです。

最近では、アジャスターをつかって排水位置を調整できるリフォーム用の便器も増えてきました。

これなら工事の必要はなく、わずかな時間で新しい便器に換えることができます。

排水アジャスト装置の付いたトイレはリフォーム工事の主流となっています。

大きな便器が人気だけど

いくらトイレがきれいにお洒落になったとはいえ、トイレの主役が便器であることに今も昔も変わりはありません。

便器には、大型サイズ(エロンゲート)と普通サイズ(レギュラー)の2種類があります。

最近では大型サイズの方がゆったりと座りやすく、デザインも豊富ということもあって人気です。

しかし、男性のみなさん、注意してください!

考えなしに大型サイズの便器を選ぶと、ちょっと困ったことになるかもしれませんよ。

もし、あなたの家のトイレが狭かったら(例:80㎝×120㎝)、大型サイズの便器を設置したとき、便器の前の部分と壁(もしくはドア)までの距離がかなり短くなります。

座って用を足す分にはそれほど不便を感じないので、女性は気づきにくいのですが、立って用を足す男性にはとても使いにくい空間になります。

体の大きな人だと、まったく身動きがとれなくなることもあります。

そうなると狙いも定まらず(失礼!)、便器廻りを汚してしまうこともしばしば。

スペースがせまいと床の拭き掃除もしにくくなるなど、衛生的にも良くないことが多いです。 

トイレ 大きな便器

「それなら、トイレを広くすればいいんだね」

はい、その通りですね。でも、簡単にそう言える人ばかりではないのが現実。

せまいスペースのままで快適なトイレリフォームをするには、きちんとプランをたてる必要があります。

例えば、タンクのない便器はいかがでしょう?

これですと、従来の便器よりも奥行きがさらに12~14㎝も短くなるので、かなりゆとりができます。

これに薄型の棚や手洗い器がセットになったシステムトイレもありますので、検討してみてもよいでしょう。

小型システムトイレ

カタログを見ていると、つい機能性やデザインに目を奪われがちですが、まずは自分の家のトイレの寸法を測ってみることが大事。

どんないいものでも、周囲のもの相まってはじめて使いやすくなるのです。

内向きドアは危険

浴室・洗面所のところでヒートショックのお話をしましたよね。

トイレもまたヒートショックによる事故が多い場所です。

断熱が不十分な家では、暖房の効いた部屋とそうでない部屋との温度差は大変なものです。

あたたかい布団(32度)から出て寒いトイレ(0〜5度)へ行くとき、寒さに身が縮こまる感覚がしますよね。

特にトイレに立つために冷たい廊下を素足で歩いたりすると、激しい温度変化によって血管が急激に収縮し、血圧を上げてしまします。

そして、力むとの脳卒中や心臓病での大きな死因となっているのです。

ちょっと怖い話をしましょうか。

あなたは今、トイレの中にいます。

用を足して立ち上がったとき、突然の不幸があなたを襲いました。脳卒中。

朦朧としていく意識の中、床に倒れ込むあなた。

その音を、たまたま廊下を歩いている奥さんが聞きつけます。

『あなた、どうしたの?大丈夫?』。奥さんはすぐにドアを開けようとします。

でも、このときトイレのドアが内開きだったら?

倒れたあなたの身体は、便器とドアの間にあるため邪魔をしてドアを開けることができないでしょう。

こうなってしまっては、もうどうにもなりません。

奥さんはただ黙って、救急隊が来るのを待つことになります。

そのとき、奥さんはどんな気持ちがするでしょうか。

「もし、ドアが外開きだったら」そう後悔するかもしれません。

少し脅かしてしまいましたね。

でも、こうした事故はけっこう多いのです。

やはりトイレのドアは外開きにするべきです。

しかし、廊下が狭いなどの理由で、どうしても外開きにできないこともあります。

それならば、引き戸や折れ戸にするなどの工夫をしましょう。

ここではトイレを例に上げて話しましたが、このことが同じくヒートショックの起こりやすい浴室・洗面所でも当てはまることは、もはや言うまでもありません。

高齢社会の中で

人は生きている限り、トイレに通うことになります。

しかし年齢を重ねるにつれ、以前なら普通にできたことが徐々にできなくなってくるものです。

粗相だって増えてきます。

トイレでの粗相を恥ずかしく思う人は多いですね。

しかし、そのことが怖くてトイレを我慢してしまうようでは、精神的にも体の健康にもよくありません。

いつまでも快適に気持ちよくトイレを使えるように、今からしっかり対策を考えておきましょう。

手すり

手すりは全体重を一瞬にしてかける部分です。

しっかり体を支えられるように、壁の下地を補強する工事をする必要があります。

歳をとると立ったり座ったりがつらくなるもの。

手すりがないと、トイレットペーパー巻き器やタオル掛けに掴まるようになります。

これはとても危険です。

ドア

力が弱くなっても簡単にドアを開けられるように、取っ手はレバーハンドルにするといいでしょう。

外開きにできないドアは、引き戸や折れ戸にすること。

また、鍵は外からでも開けられるようなものをつけることが大切です。

昇降便座

手すりやひじ掛けだけでは立ち上がるのがつらい場合、便座が上下する昇降便座がお勧めです。

スイッチを入れると便座が動いて、筋力を補ってくれます。

自動フラッシュ

立ち上がると自動的に水が流れます。

「それくらいは自分でできるよ」と思われるかもしれませんが、歳をとると振り返ってレバーを押すという、体をひねる動作がしにくくなるものです。

昇降便座と同じく、誰にでも必要というわけではありませんが、トイレは毎日使う場所ですので、家族の状況に合わせて検討してみるといいでしょう。

寝室の近くにトイレ

これは是非お勧めしたいですね。

歳をとると、どうしても夜起きてトイレに行く回数が増えます。

しかし、ヒートショックのこともありますし、できれば寝室のすぐそばにトイレがあると大変便利です。

今では、押し入れスペースに簡単なトイレを設置できるトイレユニットもあります。

寝室のそばにトイレ

他にも、床の段差をなくす、暖房化するなど、できることはいろいろあります。

家族みんなで話し合って、全員が気持ちよくトイレを使えるようにしていきましょう。

知っ得ポイント

臭いの原因

いつまでたってもくさい臭いが抜けない。

そんなときは、排水管と便器の間にあるゴム・パッキンが劣化していることが多いです。

そこから臭いがにじみ出ているので、パッキンの交換が必要です。

また、梅雨の季節や冬になると、便器やタンクが汗をかいているのを見たことはありませんか?

こうした結露も臭いの原因になります。

結露の原因は、タンクや便器の中の水と室温の温度差なので、これを防ぐには、断熱性のある防露便器や防露タンクに交換するといいでしょう。

トイレの床材

便器のまわりは、水に強い塩ビ製のもので1枚のシート状のものがいいです。

そしてアンモニアに強いものを選ぶようにしましょう。

たまにアンモニアで変色・変質してしまった床を見かけることがあります。

収納ボックス

壁の中に半分くらい埋め込まれているようなものもありますが、狭いトイレには便利ですね。